写真絵本というと、ちょっと聞き慣れないかもしれませんが、
これ、といった決まりがあるわけでもなく、絵本のような写真集。
絵のかわりに、写真を使っている本と、解釈しています。
絵本というと、どうしても子ども向けっぽい感じがしてしまって、敬遠している方もいらっしゃるかもしれませんが、子どもにも理解できる内容=作者の意図がダイレクトに伝わってくるのではないかとも思います。
写真家の方の、気持ちや、写っているものや人の喜怒哀楽、ものごとの問題など、写真を使用して制作されている本なので、内容は現実的なドキュメント的なもの、実験など科学の教材的な一面も持っている内容になっていると思います。
写真絵本としてもっとも親しみやすいのが、『たくさんのふしぎ』ではないでしょうか?
主に小学生を対象にした内容の月刊誌で、毎月絵本や写真絵本的な造りで、自然、科学、社会、外国の暮らしなど、さまざまな視点で出版され続けています。
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たくさんのふしぎの魅力は、様々な視点で、様々な題材の本が出版されていることと、星野道夫、今森 光彦といった写真家の作品や、写真以外でも、宮脇俊三といった専門的な分野で活躍されている方々の文章や絵などを子どもといっしょに楽しめることだと思います。
中には、説明的すぎるものやいちど見てしまえばもういいかな・・・と思ってしまうような本もあるのですが、今回は、美しい写真とわかりやすい文章で心に響いた写真絵本『わたしのもみじ』を紹介したいと思います。
わたしのもみじ (シリーズ・自然 いのち ひと) ¥ 1,365
ひっそりとした高原に生えていた、おおきなもみじの木を題材にした本ですが、ただ美しいとか、季節ごとにこうかわるとかいった研究っぽい本ではありません。
ものがたりは、誰もいないようなひっそりとした高原で、おおきなもみじと出会うところから始まります。
あまりの美しさになにもことばがみつからず・・・
ほっとして記念写真を一枚撮りました。
美しいもみじにあいたくて、このもみじの元へ10年ほど通った作者の視線、感じている空気感が、ダイナミックにレイアウトされた写真と、優しい文章から伝わってくる様な気がしました。
晴れた日は、晴れた日の、雪の日には雪の日の寒々とした空気が伝わってきます。
なんどページをめくっても味わい深く・・・
手元にずっと置いておきたい、お気に入りの一冊。
こんな本とであえてよかったな・・・と、素直に思える本だと思います。





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